プログラミングから学ぶもの【デジタルプロフェッショナル学科】

今回も前回からの続きです。

前回の繰り返しですが、
作ったプログラムは最初からうまく動くことはなく、
一つ一つバグをつぶして完成に近づけていきます。
どこかに必ずエラーになる原因(バグ)があって、
あきらめなければ必ず見つかります。
私が新人のとき
「どこにバグがあるんだ?どこもおかしくないのに」
と、ぶつくさ独り言を言ったとき、先輩が
「コンピュータは間違わない。人間のほうが間違うんだ」
という格言を教えてくれました。
コンピュータは気まぐれに動いたり、
動かなかったりはしません。
必ずどこかに人為的な原因(バグ)があります。
何か物がなくなったときに、
家族に「あれ、どこかやらなかった?」と聞きますが、
実は自分でどこかにやってしまっていたのと似ています。
うまくいかなかったときは、
まず自分を疑うのが鉄則なのです。

他にもプログラミングから学べることは多いです。
特定のプログラミング言語の文法や機能はもちろん、
「論理的な思考」や「抽象的な考え方」などもあります。
しかし何よりまず「忍耐」を学べます。
「ものごとは初めから思う通りにうまくいくものではない」
「あきらめずに頑張れば解決する」
という教訓は現実世界でも応用の幅が広いものです。